Our Story
FIT時代の「苦労」と
PPA事業の複雑さ
<バイサイドの視点>
「またこの前の案件か。無駄に金額が上乗せされただけで、進展は何もない」
「売主がこだわるこの前提条件では、そもそもフリーキャッシュフローが赤字になってしまう」
「うちのファンド、今時、事業がRTBに到達しないと投資できないなんて競争力がない」
<セルサイドの視点>
「この買い手企業によるバリュエーションは、信じられないほど低すぎる」
「この投資会社の創業者はかなり有名だが、自社内の評価分析能力がほぼ皆無で、パートナー企業の能力も低い。全くプロセスが進められない」
「バイサイドの候補企業を効率的に絞る手段があればなぁ」
FIT時代では、私自身も色々な迷いや悩みを経験しました。
一方、FIT事業は非常にシンプルだったと言えます。PPA事業の構築の難易度と比べれば、非効率な交渉そのものは、複雑ではありません。FIT事業では、売主と買主の調整は主に価格条件に限定されました。これは、FIT事業の特徴(長期固定の売電価格、託送料金の不要、オフテイカーのソーシングやクレジットリスクの管理が不要、インバランスリスクの負担なし)によるものです。FITはシンプルでした。PPAは違います。
PPA事業では、事業の初期段階での非効率なマッチングがバリューチェーン構築の足かせとなります。売り手と買い手が初期段階で協力関係にないとPPA事業は成立しません。私は、バイサイドとセルサイドの両方の経験を通じて、再エネ事業開発のボトルネックがクリアに見えてきました。
「PPA時代の本格的な開始を受け、付加価値をもたらすマッチングサービスを立ち上げたい」という思いを抱くようになりました。業界の方々からビジネスモデルの妥当性についてアドバイスを受け、とても良い反応をいただき、2023年7月にLADDER RENEWABLES(ラダー・リニューアブルズ)を立ち上げました。
LADDER RENEWABLESは、皆様の「よろず相談所」となり、様々な情報が集積する場を目指します。
会社名
株式会社LADDER RENEWABLES
(ラダー・リニューアブルズ)
オフィス住所
東京都港区虎ノ門5-11-15
虎ノ門KT Building 2F
サービス開始
2023年7月
業務内容
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再エネ事業仲介サービス
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再エネコンサルティング業
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M&A仲介サービス